ポイントミューテーション
同時に複数のアミノ酸に対して変異可能です.
アミノ酸エディタで XXX と表示される異常アミノ酸に対しては変異できません.
内部では,おおよそ下のように処理しています.
- あらかじめ,置換基と同じ形式で側鎖を作成しておきます.この側鎖は,水素除去された状態です
- 変異のターゲットとなっているアミノ酸を Ala に変異します
- ターゲットの β-炭素に対して,置換基接続と同じ方法で側鎖を接続します
したがって,
- 変異されたアミノ酸は水素除去された状態です
- 側鎖の構造は調整されません.新たに付加された側鎖は,ペプチドの他の部分と重なり合ってしまう場合があります
必要に応じて水素付加/水素除去,エネルギー極小化等の処理をおこなってください.
手順
変異したいアミノ酸を選択
画像の分子は,モデルペプチドとして作成した Gly-Gly-Gly です.
アミノ酸エディタに Gly が 3 個並んでいます.
まず,変異したいアミノ酸を,アミノ酸エディタで選択状態にします.
これには,2 つの方法があります.
- アミノ酸エディタで,目的とするアミノ酸に対応する行をクリックする
- 変異したいアミノ酸のどれかの原子をピックし,アミノ酸エディタの [ピックを選択] ボタンをクリックする
画像では,2 番めのグリシンが選択状態になっています.
複数のアミノ酸に対して同時に変異できます.
変異後のアミノ酸の種類を選択
画像は,アミノ酸エディタの[選択を変異] ボタンをクリックすると表示されるダイアログボックスです.
変異させるべきアミノ酸の種類を選択してください.
画像では Pro を選択しています.
変異の実行
ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックすると,変異が実行されます.
画像は実行後の様子です.
- アミノ酸エディタでは,Gly-Gly-Gly が Gly-Pro-Gly に変化しています.
- Pro の側鎖は水素が付加されていません
- Pro の側鎖は構造が歪です
変異後の処理例
画像は,コンフォメーション探索で得られた構造です.
まず,垂直ツールバーの
[水素付加] ボタンをクリックして,Pro 側鎖に水素を付加しました.
次いで,メニューバーの [実験(_X)]-[コンフォメーション探索(全分子)] を実行しました.
- Pro 側鎖の歪みが解消されています
- アミノ基とカルボキシル基がイオン結合しているように見えます